2007年10月23日

くもの巣と、ひつじ雲

ひんやり冷たい空気と、小鳥のさえずり。

秋の深まりを感じながら、今朝は砥部町へ向かう。
県民相談の現場視察のためだ。

地元の中村町議に同行頂き、伺ったのは、旧の広田村である。
川沿いを伝う、曲がりくねった道と集落は、中山間地域によく見る風景であり、特徴だ。

ほのぼのと、心癒されながら、到着したのは、河川改修要望現場。
癒された心が、一気に、痛んだ。

当事者から、過去の被害状況の悲惨さを取材するほどに、
何とかしなければならない、と心に固く誓う。

続いて、もう1つの現場に移動し、お話を伺う。
自然にご近所の方も集まられ、河川浸食による住宅倒壊の不安を訴えられた。

竹やぶをかき分けながら、くもの巣を頭からかぶりながら、
そのご心情をしっかりと、受け止めさせて頂いた。

早速、現場写真とブリーフィングを作成し、部局折衝を行い、
事態の改善に向けた取り組みを、真剣に協議する。

考えてみると。

日本の公共事業関係費は98年の14.9兆円をピークに減少し、
本年07年度は6.9兆円と、半分以下の規模となっており、県も歩調は同じである。

まだまだムダは排除しなければならないが、羹に懲りても、いけない。
山と海の国・四国には、まだまだ必要な道路があるし、港湾整備も必要だ。

未着手の災害復旧箇所はいうまでもなく、治山治水対策の必要性は論を待たない。

限られた予算をどのようにシェアするか、という問題は、
突き詰めると、自治体経営の哲学が問われる問題だ。

県民を起点とし目的とする、生活者の座標へ。
現場に立ちながら、政治のパラダイムシフトについて、未来を展望する。

見上げると、一面のひつじ雲。
その、秩序と調和のパノラマに、心潤う思いがした。
  
Posted by HK at 23:59Comments(0)TrackBack(0)活 動 日 記