2007年10月31日
県外視察、2日目
委員会一行を乗せたバスは、蔵王を越え、一路、仙台市へ。
移動時間、約2時間。
本日最初の視察施設、仙台フィンランド健康福祉センターに到着。
はて、フィンランド?
誰しも最初に感じる疑問だという。
実は、北欧のフィンランドは福祉の産業化において、世界最先端の国なのである。
この国は、超高齢化と過疎化における、医療と福祉の行き詰まりを、
産官学共同の国策として、ITを活用した新たな福祉産業を創出することで
見事にアウフヘーベンしたのである。
その新たなマーケットを日本の自治体に求めたところ、真っ先に手を上げ、
健康福祉産業の振興に熱心であったのが、ご当地・仙台市であったという。
そして、今の日本の状況を考えるに、極めて有効な先進事例が、ここにあった。
(ご参照URL⇒ http://sendai.fwbc.jp/index.htm )
同センターを中心に、国と宮城県が産官学を挙げて取り組む、
高齢者の自立支援と予防型福祉の産業化について、今後の成果に注目したい。
次に向かったのは、地方独立行政法人・宮城県立こども病院。
(ご参照URL⇒ http://www.miyagi-children.or.jp/ )
はて、地方独立行政法人?
説明によると、公共と効率を両立させる公設民営方式という運営スタイル、だそうだ。
同病院は、妊娠から成人にいたる広い意味でのこどもを対象に、
高度専門医療を集約的に提供する、東北初にして唯一の、中核病院である。
院長を初めとするスタッフは、高度な治療が必要とされるこども患者にとって、
最も良質で理想的な小児医療拠点をめざす、という点で完全に一致していた。
アミューズメントパークのような造りにも、ヘリポートにも。
エレベータにも、病室にも、広場にも、その徹底したホスピタリティに、驚いた。
シャツにGパンという看護士や、保育士や。
チャイルド・ライフ・スペシャリストや、医療ソーシャルワーカーや、
ボランティア・コーディネーターなど、多岐にわたるスタッフの充実に、感嘆した。
今日、視たのは、福祉と医療の最先端。
仙台フィンランド健康福祉センターの事例のポイントは、
どこにもない新たな福祉産業の創出を地域経営戦略の1つの柱として、
高齢者をターゲットに、心と体の健康をサービスするというビジネスを、
産官学あげて取り組んでいる点にあろう。
宮城県立こども病院の事例のポイントは、
元気のでるファミリーホスピタルという理念を体現化する組織を、
公設民営方式で運営している点にあろう。
それらを、そのままわが愛媛に当てはめることはできないが、
応用は可能、と考えたときに、その宿題の重さを痛感する。
杜の都の夕暮れを眺めながら、1日を振り返りながら、思った。
(写真は、高齢者をターゲットに開発した、巨大文字のキーボード)

