2008年06月03日
透明化による、政治のイノベーション
午前、大洲市での弔問に出席。午後、県民相談と党務打合せ。
活動について綴れない日は、読書ネタ、
というわけで、先週読んだ1冊。
「官僚国家の崩壊」。
著者は、自民党衆議院議員・中川秀直氏。
何かとその出版の思惑について、
マスコミで取りざたをされているようだが、ともあれ一読。
結論として、私が理解したのは。
明治以降、実質的に官僚が支配してきた、
わが国の、いわゆる官僚国家体制は、
政治との激しい抵抗・攻防の末、やがて終焉を迎えるであろう、
いや終焉させなければならない、という彼の決意と覚悟であった。
驚いた。
自民党から、このようなメッセージが発信されること自体、
一昔前ではありえなかった、と思うのは私だけだろうか。
もちろん、各論レベルでは容認できない主張も、ある。
特に、単純小選挙区制の導入については、
私たち公明党としては反対だ。
三乗の法則が働く中で取り残される民意をどうするのか、
本当に二大政党制でよいのか、という命題に対して、
まだ、十分にして決定的な、国民の合意が得られていない、
と思うからであり、議論として本末転倒、と思うからである。
がしかし。
官僚主導から政治主導、中央集権から地方分権へ、
大きな政府から小さな政府、という彼の文脈は、
国民の空気をちゃんと読めているな、と思う。
日々の草の根対話で、
庶民の皆様からお伺いするのは、そのことに他ならない。
ちなみに、本書のキーワードは、
劣化したエリートによるステルス複合体、であり、
それら勢力に対する戦闘メッセージ、が主題である。
言い方を変えると、透明化による政治のイノベーションだが、
この流れは歴史的にして、不可逆の流れと私は確信する。
透明、ウェルカム。
そして、政治の意思決定はすべからく、国民にあるということ。
この当たり前が、当たり前に行なわれる時代と状況を、
私たちは、立場を超えて実現しなければならない、
と思うばかりである。
そしてそれは、まず足下からと銘記し、取り組んでまいりたい。

